自己流ベビーサインのススメ


産婦人科 日本 vs アメリカ
7月 30, 2008, 6:01 pm
Filed under: にほんの育児, アメリカの育児

この夏の帰国中3回産婦人科を訪れる機会がありました。もう8ヶ月目に入っているので2週間ごとに来てくださいと言われていたのですが、やはり二人目となると特に体調に変化が無ければいく必要も無いかなと思ってしまい、三ヶ月の滞在中3回のみという結果になりました。

その上、アメリカには国民保険が無いため非常に高い保険料を毎月払ってはいるものの、それで産前産後のケアも出産もカバーされるので、ここで元を取ろうとここぞとばかりに言われるままに定期的に通っていたのですが、日本では行政から5千円のクーポンをもらっても毎回一万円以上も払わされたので行く気が薄れたという事もあります。

それともちろんこれはこの特定の医院での事かもしれませんが(そうであってほしいです)、お医者様方の敷居が高いのにはびっくりしました。三回とも違う医師に診察してもらいましたが、どのお医者様も私が診察室に入っていっても顔も上げず、挨拶も返していただけませんでした。お忙しいのは分かりますが会話は必要最低限なもののみ。

昨日の診察。
「これが心臓。肝臓。膵臓。足。」
「動いてますか? 元気そうですね。」
「はいそれでは(おしまいですから帰ってください)….」

と、この程度でおわり。私がこの後色々と矢継ぎ早に質問を投げかけなければこれで診察は終わりということになったでしょう。せめて「体調はどうですか?」「最後に何か質問は?」くらい言ってほしかったです。これはかなり寂しかった。

私の住んでいるアメリカの街でも出産ブームと産婦人科の閉院が相次いでいて、予約を入れても日本と同じ様にかなり待たされる事が多いのですが、一度診察室に入ってお医者様と顔を合わせたら様々な質問の後じっくりとこちらからの質問も無くなって完全に納得がいくまで話しをしてくれます。そのうえ、

「名前は決めた?」「「ご主人はどう反応している?」「一人目の子は赤ちゃんが産まれるの知ってる?」「何語で話しかけているの?」「出産直後には誰か助けてくれる人いる?」「こんなマタニティなんてあるのね。」「私の二人目のときはね…」

などと診察に直接関係はないけれど患者をリラックスさせる様な会話をいろいろとしてくれます。正直いって先生とおしゃべりするのが楽しみなので、長く待たされてもあまり苦になりません。

逆に日本の産婦人科では看護婦さんの質が高いと感じます。どなたも丁寧で優しく、質問があれば診察室をでてからでもとても分かりやすく説明してくれます。きちんと目を見て話しをしてくれますし、お医者樣方の態度を差し引いてもあまりあるものがあります。

もちろんこの経験は私の通った特定の医院でのことなので、独断と偏見に元づいた意見だとお聞き流しください。ただ日本では、というか東京ではかもしれませんが、どこでも潤滑油的な会話が足りない様な気がしますね。