自己流ベビーサインのススメ


親の子離れ 子の親離れ
6月 28, 2008, 10:26 am
Filed under: ベビーサイン

最近、定期的に保育園に通っているおかげかとみに親離れが顕著な我が息子。今日は逆に私の子離れ度を試される番でした。

昨日車で遠出したせいか朝から少しの運動でも息切れがはげしく、梅雨の湿度の高さに少々ばて気味で、相変わらず元気いっぱいの息子相手に今日は長い一日になるなあと懸念していたところ、義理の姉が彼女の小学校4年生になる息子と一緒に私の息子を動物園へ連れて行くと提案してくれました。

いとこのお兄ちゃんにはすっかりなじんで週末ごとに会えばくっついて歩いているので、たぶん大丈夫だろうと思いましたが、何しろ私が一緒にいかないお出かけというのは帰国後初めて。とりあえず甥っ子に「お腹すいた」と「喉が渇いた」のベビーサインを教え、慌てておむつやスナック、飲み物を用意してベビーシートに乗せ、菓子パンをほおばりながら手を振る息子を見送りました。

義理の姉は子供好きで、他の甥っ子を連れて出かける事も多いので心配することもないとは分っていたのですが、なんとも落ち着かず、夫に「お兄ちゃんと一緒だから大丈夫だよね。」とか「保育園でもやっていけているもんね。」と自分で自分を励ますような事を言ってばかり。これがチャンスとばかりに昼寝をしようとしてもなかなか寝付けず、意外や意外な自分の神経の細さに驚き、一時間、二時間、三時間と過ぎ、電話がかかってくる度に息子に何かあったかと受話器に飛び尽く始末。

4時過ぎにやっと帰ってきた車の中で、ぐっすりと眠り込んでいる息子の顔を見た時は心底ほっとしました。私の心配をよそに、ずっと手をつないでいてくれたいとこのお兄ちゃんととても楽しい一日を過ごしたとの事。途中で買ったおにぎりをぺろりと平らげ、アイスクリームも買ってもらって終始ご機嫌。おむつ替えもいやいやする事なく自分からはくのを手伝うくらいだったそうで。義理の姉も「ぜんぜん大丈夫だったよ」と太鼓判をおしてくれました。

いや、恥ずかしながら大丈夫じゃなかったのは私の方でした。時が経てば息子は私たち親から自然と離れて自立していけそうですが、子離れというものは親が同じように成長していかなくては、思ったより辛いものなのだと初めて感じました。

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公共での授乳について
6月 22, 2008, 11:49 am
Filed under: にほんの育児, アメリカの育児

先日、なぜお父さんがベビーサインのクラスで歓迎されないのか、と言う疑問に実際にベビークラスを受講していらっしゃるしぃさんからお返事をいただきました。 彼女によると、お母さん達が気兼ねなく赤ちゃんに授乳をできる様にとの配慮からだそうです。

そこで思い出したのですが、私がまだ息子におっぱいをあげていたころ、アメリカで離陸する前のデルタ航空機内で授乳していたお母さんが、フライトアテンダントから飛行機を降ろされる、といった理解に苦しむ事件がありました。その後もトイザラスやスターバックスで授乳していたお母さんが店員にとがめられ訴訟を起こす、といった話も続々と出てきました。

粉ミルクメーカーの巧みな宣伝により、一時期アメリカのみならず日本でも母乳よりも衛生的で栄養価も高くて良いという様な考えがひろがり、今でこそ母乳育児が声高にさけばれていますが、アメリカの一部ではまだそんな古い考えが拭いきれていないところがあるように感じられます。統計によると残念ながら高い教育を受けていない低所得者層にそのような傾向が見られ、母乳よりお金がかかる粉ミルクを経済的に苦しい人達が買っているという矛盾がうまれています。

前記の事件に対して憤慨したお母さん達が、アメリカ各地の空港ロビーで授乳を行う「Nurse-In」という形のデモンストレーションをした事はアメリカでは幅広く報道されました。その時に公共の場での授乳についてのディベートが色々なところでされましたが、結局は、批判的な宣伝を嫌った大企業がこぞって授乳をサポートする声明を出して落ち着いたようでした。まあその後も著名な女性コメンテーターが公共の場での授乳について批判的な意見を言った為に、今度はテレビ局の前で「nurse-in」が行われたりしており、アメリカの授乳事情まだまだ偏見が拭いきれない、といったところでしょうか。

西洋文化が入ってくる前の日本では裸体に対する考え方が今とは違っていたので、どこでもおおっぴらに授乳が行われていて、誰もそれを恥ずかしいとかいやらしいと考えたりしなかったそうですね。 しぃさんがおっしゃっていた様に授乳室が設けられたお店が多くなったりするのは便利な事だと思いますが、いつでもどこでも気兼ねなく授乳ができた昔の人達をうらやましく思うのは私だけでしょうか。



日本語の習得 其の一
6月 20, 2008, 8:40 am
Filed under: にほんの育児

ちょうど彼女の息子が二歳位のときに日本に帰国していたという知り合いに、「帰国中に日本語の語彙が飛躍的に増えた。」と聞いていたので、うちの息子ももしかして、とちょっと期待しています。まあ確かに最近日本語を発することが増えたような気がするので、ここらでちょっとまとめてみる事にしました。帰国してちょうど一ヶ月ほどになりますが、新しく覚えた単語と言えば、

「ちょうちょ」
「ひこうき」
「ブーブー(車のこと)」
「あめ(雨)」
「(場所を指す)ここ」
「ばーまん(アンパンマン)」
「がっこう(保育園の事)」
「ねんね」
「のり(海苔)」
「ジュー(ス)」
「ブ(ルー)ベリー」
「パン」

やっぱりどうしても食べ物が多くなりますね。その他、

「〜無いねえ」
「あれ?」
「いたいた」
「あったあった」
「よいっしょ」
「いないいないば〜」

などという言葉も合わせてはっきり発音できるようになりました。こうして見るとほとんど日本語の語彙がなかった一ヶ月前に比べると飛躍的と言えるかどうかは分かりませんが、確かな進歩が見られます。やはり環境ってすごいですね。大好きなジイジやバアバと、これも最近とみにお気に入りの保育園と全く日本語のみの世界にいるわけですから当たり前と言えば当たり前なのですが、あと二ヶ月でどれだけまた進歩できるか楽しみです。

ちなみにベビーサインの方も相変わらず健在です。



お父さんだってベビーサイン
6月 14, 2008, 10:50 am
Filed under: にほんの育児, アメリカの育児, ベビーサイン

梅雨入りしていないはずなのにあんまり雨が続いて気がめいってきたので、ここはちょっと東京見物でもしてこようと新宿まで行ってきました。授乳室が充実していて子供連れにやさしいと評判のデパートへいったところ、イングリッシュベビーサインのクラスの広告が目に入りました。興味シンシンで読み進んでいったところこんな一行が目に止まりました。

対象者:3ヵ月〜1歳3ヵ月のお子様と女性の保護者の方

これはどうして女性の保護者ではなければいけないのですか? 最近は実家の近くの公園でもお父さん同士で子供を連れて遊びにきているのを良く見かけるようになったので、日本のお父さんも育児を楽しめる様になったのだなあと感心していたところでした。そんなときにこの広告を見て正直とてもがっかりしました。

ベビーサインはお母さんと赤ちゃんの為だけにあるのでは無いですし、忙しい日々を送っていて赤ちゃんとの時間を十分取れていないと思っているお父さん達こそ、ベビーサインでのコミュニケーションの有効性を感じられると思います。

少し話は変わりますが、私がよく訪れるサイトの中に DADDY TYPES (daddytypes.com)というアメリカ人のお父さん達が書いているブログがあります。最新のおもちゃやおしゃれな子供用家具の話から予防接種や自閉症についての話しまでとにかく子供に関する事ならなんでもとりあげていて、視点がお母さんブログと違って興味深くいつも愛読しているのですが、その中で定期的に取り上げられているのがニューヨーク男性用トイレ事情 (NYC Men’s Room Changing Tables) です。

要は男性用トイレにおむつ替えのできる設備があるかどうかを調べているもので、駅、デパート、おもちゃ屋さんのみならず、五番街のブティックや話題のレストランまで、その有無だけではなくそれを事細かに分析しているので結構笑えるのですが、これは子連れのお父さん達が、ニューヨークという決して子供連れには優しくない都市で自分たちの市民権を得ようと努力しているようにも見られます。

このお父さん達に前記のイングリッシュベビーサインの広告を見せたら激怒するに違いないでしょうね。どなたかこのクラスの対象者資格についてDaddy Types のお父さん達にでも納得できる説明ができる方はコメントよろしくお願いします。

Happy Father’s Day!



アメリカでの出産 其の一
6月 9, 2008, 5:26 pm
Filed under: アメリカの育児

数ヶ月前の話しになりますが、二児目を妊娠した事が分かってからある助産院の説明会に行ってきました。日本では少子化のせいで産婦人科が急激に少なくなっているそうですが、助産院も同じ道をたどっているのでしょうか。アメリカではほとんどの人が病院で出産するので、助産院というものは本当に稀です。

ここ2年程で4人の友人がこの助産院を使って、その中の一人は逆子のため帝王切開、もう一人はこの助産院が付属している病院へ行かなければならない難産を経験する事になりましたが、皆口を揃えてこの施設をほめるのでちょっと話しを聞いてこようという事になったわけです。

ちなみに私は長男をうちからほど近い総合病院で出産しました。予定日を10日過ぎても陣痛が来る気配が全くないので、医師から陣痛誘導剤を使って出産する事を強く勧められました。完全な自然分娩を望んでいたので気が進まなかったのですが正直言ってノーと言えない状況でした。その医師とは気心も知れていて、信頼できる関係にあったのですが、今から考えると彼女の所属する病院の都合という事もあったのでしょう。

普段あまり薬を飲まないせいか、誘導剤を点滴で打たれたらすぐに効果が現れ3時間半後には無痛薬の使用もせず無事出産と言う結果になりました。ただ、誘導剤を使用するとなると点滴をつねに着けていなくてはならず、その上赤ちゃんの心臓をモニターするものと、陣痛をモニターするものを常にお腹につけていなくてはならなかったのでトイレに行きたい時等はとても不自由でしたし、30分おきに看護婦が来るのですがそれがいつも違う人なので同じ事を何度も説明しなくていはいけないような事がありました。そんなこんなで、お産自体は安産と言えるものでしたが、もう一度同じ病院で出産したいか、と言われるとちょっと二の足を踏んでしまうものがあったのです。

助産院に着いてまず驚いたのが説明会の参加者の数でした。毎週の様に行っている様なのですが用意された席はいっぱいで、あとから来た人の為に途中何度も説明をしている助産婦の方が中断してイスを取りにいかなければならない程でした。この助産院が比較的裕福な白人の多く住む地域にあるせいか、参加者は主に若い白人のカップルでしたが黒人のお母さんも二人、エジプト人の夫婦も来ていました。多くは初産でしたが、私たちの様に二児目や四児目なんて言う方もいました。

そして、ひとりひとりなぜ病院ではなく助産院を選んだかと言う質問に答えていったのですが、一様に共通していた事は病院に対する不信感で、多かったのは家族や友人が病院で不満の残る帝王切開をしいられたというものでした。

アメリカの帝王切開の率は年々上がってきていて、それを合理主義のアメリカ人妊婦の選択の為だと思っている方もいるようですが、実際はアメリカの訴訟社会が産んだもののようです。私の主治医によると産婦人科医は患者から訴訟を起こされる率が一番高いそうで、裁判のコストを負担する事になる病院側の保険会社がそれを嫌い、妊婦の自然分娩への希望よりもとりあえず母子ともに素早く安全に出産を終えられる帝王切開が多く行われるようになったとの事です。

端的に言ってしまえば保険会社の利益の為に妊婦の希望が受け入れられづらくなったという事で、その為にこの助産院ではそんな傾向に不満をもつ妊婦が殺到し、とうとうすべてをさばけない状況にまでなっていました。結果的にいうと私の予定日である9月はその数日前に閉め切られていて、残念な事にこの助産院での出産をあきらめなくてはならなかったのですが、出産前に日本に三ヶ月帰国する予定などもあったので、前回と同じ産婦人科の方が勝手が分かって良いだろうと自分で自分を納得させたのでした。

助産院の説明会には研修の為にオランダから来ていた若い助産婦さんも参加していたのですが、彼女によるとオランダでは多くの人が自宅で出産するそうで、参加者の病院での経験談にびっくりして目を白黒させていました。お国柄というのはこんな所で違いが出るものなのですね。オランダで出産された日本人のお母さん他、世界のいろいろな国で出産された方の経験談をのせたサイトgoo ベビー を見つけたので、興味のある方はどうぞ



一時保育スタート!
6月 6, 2008, 10:29 am
Filed under: にほんの育児, ベビーサイン

今回帰国している三ヶ月の間、近所の保育園にもうすぐ2歳になる息子を預ける事にしました。実は9月の末に2児目の出産を控えていて、そろそろ団体生活に慣れてもらわなければいけない時期だと判断したからです。

私の家族が住むアメリカ東部の街は空前のベビーブームで、どこの保育園もいっぱい。評判の良い所は一年半から二年半待ちは当たり前、と言う事を実は最近まで知らずに今さらながらあせりにあせっていると言うわけですが、せっかくなら日本にいる間、数時間だけでも家族と離れるという事がどういう事か経験してもらおうと思ったわけでした。

ところが帰ってきた実家のある街も、私が育ったころは農地だったところがどんどんと昔からの地主の手を離れ、あっという間に真新しい建て売り住宅地となり若い家族が引っ越してきたことから保育園もなかなか入るのが難しい状態となっていました。

そんななかで街が子育てを支援する意味で始められた既存する保育園での一時保育というシステムには助けられました。基本的には病気や就労、家族の世話などで一時的に就学前の子供の面倒を見るのが難しくなった家族を対象にしているのですが、「いつでも必要なときに使ってください。」という寛容な担当の先生のお言葉に甘えて、週三日、一日四時間預かってもらっています。

四時間で千五百円と言う値段は自治体からの援助が無いアメリカの保育園に比べるとずっと安く、建物はほんの数年前に立てられたばかりなので新しく、私が見てきたアメリカの保育園(主に教会が使っていない建物の部分を改装して経営している様な形の物)に比べるとまさに雲泥の差。こんな所に慣れてしまったら私も息子もアメリカに帰ったあと大変だなあとも思わない事も無いのですが、先生が毎日書いてくださる連絡帳によるとはじめての保育園を楽しんでいる様なのでまずは一安心。

ただしひとつだけ問題は、どうやらお昼の給食の量が少ないらしく先日も帰ってきてからすぐ、おなかすいたのサイン(五本の指をすぼめて口に持ってゆく)をしたので、うどんをゆでたら一玉平らげてしまいました。きっと園ではお昼時にもっとのサインをしているのでしょうが、分かってもらえないのだろうなあと思うとちょっと可哀想な気がしたので、来週とりあえずおにぎりをひとつ給食の足しに持っていって、担当の先生にもっとのサインだけでも覚えてもらおうかと思っています。

こんな感じで先生におねだりしているのではないかと思われます。



サイン満載「ひとまねこざる」
6月 4, 2008, 10:23 am
Filed under: ベビーサイン, 絵本

帰国して父親との会話以外はすべて日本語になったせいか、比較的発音が難しそうな単語「ひこうき」や「あめ(雨)」「がっこう」なども言えるようになった息子。あと一ヶ月半程で二歳になりますが、それでも相変わらずベビーサインにお世話になる日々が続いています。

そんな息子が最近はまっているのが「ひとまねこざる」シリーズのなかの「じてんしゃにのるひとまねこざる」です。 英題は「Curious George rides a bike」。日米問わずあまりにも有名なので今さらとも思ったのですが、これほどベビーサインをふんだんに使える絵本も多くないのではないかと思い、あえていま一度紹介する事にしました。

ざっと目をとうして見て我が家で普段使っているサインだけでも、

さる

じてんしゃ
ミルク
ぼうし
バナナ
くるま
リス
とり
いぬ
ねこ
あひる
赤ちゃん

さかな
ふね
かえる
ちょうちょ
うさぎ
痛い

くま
きりん
ぞう
かば
上着
ボール
ねんね

と見事、28個ものベビーサインが含まれていました。子供が好きな物がいろいろなところにちりばめられていて、この本が半世紀以上も愛され続けている理由が分かります。 それをベビーサインで探しながら読み進めるのは息子の就寝前の大事な日課になっています。