自己流ベビーサインのススメ


Danger! あひるちゃん
3月 29, 2008, 12:19 am
Filed under: アメリカの育児 | タグ: ,

いろいろな理由でアメリカに住む事になった日本人の方がいますが、私は基本的にこの国が好きで住んでいます。もちろん日本とは比べ物にならないくらい危険なところですし、特に子供ができてからは身近な犯罪に特に敏感になる様になりました。ただ最近思うのは、本当に怖いのは街をうろつくドラッグディーラーではなく、自分たちの体に直接危害をおよぼすかもしれないのにこの国の法律で危険だとされていないものです。

先日、以前から気になっていた「フタル酸エステル(phthalates)」と呼ばれる化学物質についてのアメリカ政府の対応についての番組を見ました。日本でも一時期騒がれたらしい「環境ホルモン」と呼ばれるものの一種です。その番組によると、日本やヨーロッパを含む主なる先進国では早々と環境ホルモンを使用した製品が禁止又は企業によって自主規制されているものの、アメリカでは子供用のおもちゃを筆頭に、肌に直接つける化粧品等にもまだ使用が認められているとのことでした。

最近になってやっとカリフォルニア州ではじめて環境ホルモンを使用した製品の販売を禁止する法律が可決されましたが、私の住んでいる州ではそんな話はまだでていません。基本的にアメリカの環境保護庁(EPA)は、生体に影響を与える事は認めているものの、その影響が悪影響かどうかはっきりしていないので法で排除するまでにはいたらないとの見方です。同じ専門家の研究結果をふまえて、日本やヨーロッパでは禁止になり、アメリカではならない。こういう政府の態度を見るとおもちゃ会社や化学物質をつくる会社の影響を受けているのではないかと疑わざるおえません。

実際、中国のおもちゃ工場では全く同じおもちゃが、ヨーロッパ市場用とアメリカ市場用に分けられて作られているそうですし、ヨーロッパの基準に満たなかったおもちゃがアメリカへ流れてくる事も多いそうです。

Phthalates(サレーツというような発音です)は、プラスチックを柔らかくする為に使われている化学物質なので、私の息子が大好きなお風呂用のあひるちゃんのようなものによく使われており、いまさらながら下の写真を撮った時の自分の無知とアメリカ政府の遅い対応に腹が立つばかりです。

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つまりこういう事はさせないほうがよかったんですね。

興味のある方は、下のリンクを参考にしてみてください。

私が見たアメリカの公共放送番組のサイト
ーアメリカの現状のみならず、安全なおもちゃの見分け方などものっています。
http://www.pbs.org/now/shows/412/toxins-in-toys.html

NHKの「試してガッテン」のサイト
ー環境ホルモンの事がとても分かりやすく説明されています。
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2006q2/20060628.html

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デザートは C.A.K.E.
3月 22, 2008, 11:32 pm
Filed under: アメリカの育児, ベビーサイン

大人同士が子供に知られたくない会話をするとき、日本ではどうしますか? アメリカの家庭では、子供に知られたくない言葉を使わなければならない時、その単語のつづりを交えて会話する事がよく行われます。

まだ私たちに子供が産まれる前、小さい息子さんが二人いる友人宅へ行った時の事、そこの家のお父さんが息子達に煙草を吸う事を知られたくなかったので、

「ちょっと外へ行って、S.M.O.K.E してくるよ。」

と言っているのを聞いて、おかしな事を言うもんだなあと思った事があります。

そんな習慣が最近では我が家にもすっかり定着しつつあります。夫のおばがパティシェなので、手作りのデザートが食後に出る事が多く、そのせいかどうか息子が唯一完璧に発音できる言葉が「ケーキ」。またそれが嬉しいおばさんは、せっせとケーキを息子の為に焼くので私としてはちょっと心配。週に二回おばさんのうちへ行く度にケーキを食べさせるわけにはいかないとおもっているので、こんな時につづりが重宝します。

「今夜のデザートはC.A.K.E. だけれど、ある人(息子の名前を出すと、彼の事を話している事がばれるので)はもう十分ごはんをたべたから、フルーツだけでいいわ。」

というような具合です。これが、その日によってクッキーだったり、アイスクリームだったりするのですが、アイスクリームはつづりが長いのでちょっと面倒。それでもこの方法は、今のところかなり便利です。

ただ、最近絵本を読んでいる時に、指で一文字一文字を指して、これはなんて読むの?という具合に私の目を覗き込む事が多くなった息子。英語、日本語を問わず、文字というものに興味がわいているようなので、いつかつづりで会話しても彼に分かってしまう日がくるのかなあと思うと嬉しいようなちょっと不思議な気分です。

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これはダデュが作ってくれたホットケーキにご満悦の様子。ほっぺたを人差し指でさして「おいしい」のサイン。

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最後の洋梨
3月 20, 2008, 10:40 pm
Filed under: ベビーサイン

育児に対してこうというしっかりした信念があるわけではありませんが、こうしていきたいと言う希望はいくつかあります。その中の一つが「子供に対して嘘をつかない」という事。まあそれはなぜかと言うと、ここ半年で気がついたのですが、息子は洞察力にすぐれていて、害のない嘘をついてもすぐ見透かされてしまって、結局信用を失うのは私たち親だと気がついたからです。

これはつい先日の事、息子は洋梨が大好きでいつも買ってあるのですが、その夜に限ってあと一つしかなく、翌朝食べさせようと思っていた私は、息子が食後に「洋梨」のサイン(グーにした左手を右手で軽く包む様にして洋梨の形を作る)をしたときに、「もうない/もうおしまい」(両手の平を上にあげる)のサインで返しました。

少し不思議そうに首をかしげて私の方を見ていた息子が、おもむろにイスから降りて私の手を取り私を台所の方へ連れて行きました。そして、天井近くにぶら下げてあったビニール袋の中にあった洋梨を指して、あれはどうなんだとでも言いたいばかりに私の方を見るので、仕方なくデザートは洋梨という事になったわけです。

台所にはベビー用の柵がしてあり息子は普段入れない様になっているので、いつからその最後の洋梨に目をつけていたのか検討もつきません。こんなに小さな害のない嘘でもみすかされてしまうのですから、子供というのは本当にあなどれないものです。

余談ですが “4P”といって、Pear(洋梨), Plum(すもも), Prune(プルーン), Peach(桃)はどれも便秘の時に良いそうです。子供も好きで食べさせやすいものばかりですね。

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17ヶ月で本が読める!
3月 18, 2008, 12:10 am
Filed under: アメリカの育児, ベビーサイン

今日、2月に女の子を産んだ友人が遊びにきました。去年の末、彼女が妊娠中に家にきた時に息子がベビーサインを使っているのを見て興味を持っていたので、私が唯一読んだ本 “Baby Signs: How to Talk with Your Baby Before Your Baby Can Talk” を貸してあげました。

いつ頃から始めたら良いか、と聞かれたので、あんまり早いとお母さんの方が飽きてしまうからバイバイができる様になってからでも良いんじゃない、と答たのですが、でもベビーサインのおかげで17ヶ月の女の子が文字を読める様になったと今朝テレビで見たのよ、と言われたのでびっくり。早速彼女達が帰った後ネットで調べてみると、ありました。

Baby’s got book! Tot shocks parents by reading

要約すると、なんと13ヶ月の時スーパーで買い物をしていたときに、コーンフレークの箱を手に取って「コーン」と言いながら とうもろこしのサインをしてみせたそうです。(トウモロコシのサインってどんなのでしょうね。)お母さんがびっくりしたのは、そこにトウモロコシの絵がなかったこと。その女の子は、”C-O-R-N”と書いてあったものを読んでいたのでした。

彼女の両親はスピーチセラピストで、産まれたころから本を読んだり、ベビーサインを教えたり言語力をのばす事に力を入れていたそうですが、特に文字を読ませようと努力した事はなく、一番びっくりしているのは本人達のようでした。実際喜んでいるというより心配しているそうで、テレビに出た事によってこういう特別な才能を持った子供をサポートしてくれる機関とコンタクトできればと考えているようです。

ここで ”Signing Time”と言うベビーサインを教えるテレビ番組が紹介されていました。私の住んでいる地域でも見られるようなのですが、全然知りませんでした。リサーチ不足ですね。今度時間を調べ見てみたいと思います。

なるべく日本語に触れさせようとしているので、英語のテレビ番組を特に見せようとしていないのと、つけても結局すぐ飽きてしまって本を読め、とせがまれるのでテレビを見る事はあまりありません。本好きは良いのですが、たまに忙しい時は「トーマス」がもっと長い番組だったら良いのに、と思う事はありますけどね。

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ある夜泣きの解決法

先週末、息子が真っ赤な顔をしているのでおかしいなと思って熱を計ってみると、101度。もちろん華氏ですが、体温計に三桁の数字を見るとぎょっとします。長い事アメリカに住んでいて気温は華氏でいわれる方が摂氏で言われるよりもしっくりくる様になったのですが、体温となると100度を超えるとあたふたとしてしまいます。特に息子は今まで特に病気をした事がなかったので、夫と育児書をあわてて引っ張りだしてまあ102度をこえなければお医者さんに駆け込む事も必要ないし、イブプロフェン(小児用タイラノル)を少しづつ与えて様子を見るという結論に達しました。

機嫌も特に悪くなくいつもの様に遊んでいて食欲もあったので、6時にご飯を食べて8時にお風呂、9時にねんね。とそこまでは順調に行ったのですが、夜中の3時頃になって目を覚まし、ベビーベッドの柵をがたがたと揺らして、人差し指を下に向けて上下に振る自己流「ベッドから出して!(またはイスから降ろして)」のサイン。 あんまり必死に繰り返し訴えるので、熱があった事を言い訳にちょっと私たちの布団に入れてその夜はなんとか朝まで寝てくれました。

翌日もまた夕方になって同じ様に熱が出てきたので、前日と同じ様にお薬を与えて眠らせましたが同じ様に夜中に目を覚まして、さらに激しく泣いて「ベッドからだせ〜!」と抵抗。まずは手をにぎにぎする「ジュース」のサインで私をベットから引きずり出し、ジュースを飲んだ後も体を反らしてベビーベッドにもどる事を抵抗。

しかたがないなあと思いながらも、最近になって読んだDr. Searsの「ベビーブック」にも添い寝をしても良いってかいてあったから、と自分をなだめながらベビーベッドから出して私の布団にいれました。その夜は、日本から持参した私の愛用のそばがら枕は取られるは、息子は寝ぼけてベッドから落っこちるは、羽毛布団は暑いと文句は言うはで親子三人ともまんじりともせずに朝を迎えました。

熱はさがったものの、夜泣きをして目が覚ますそんな日が何日か続いて、自分の目のしたのくまにも見慣れてきていたある日。ベビーブランチのメンバーの一人で、同じ年頃の男の子のお母さんにメールする機会があり、息子の夜泣きの状況を相談したところ、彼女も最近同じような経験をしていて、彼女なりの意外な解決法を教えてくれました。彼女曰く、夜中に目が覚めるのは成長期でお腹がすいているからで、寝る直前にライスシリアルを与える事で夜泣きが治まった、とのことでした。

その夜、いつものようにお風呂に入ってからそのままベビーベッドに入れようとしたのですがまた抵抗を始めて、「ば!ば!ば!」を繰り返すので、「バスのご本読むの?」とか「バスが来るのを見たいの?」とかいろいろ想像して聞いたのですが、思いっきり首を横に振るばかり。ようやく、「ば!」が「バス」ではなく「バナナ」だったことに気づいた私は、息子をテーブルにつかせてバナナを与えたところ、これが食べる食べる。 バナナを一本、 ミルクをコップにたっぷり一杯、夕食の残りの炒飯をお茶碗一杯。これで満足して眠くなったのか、ようやく手のひらをほっぺたに当てて首を傾げる「ねんね」のサインをだしてくれました。そしてその夜は一晩中ぐっすり。

昨夜も寝る前に何か食べる様に誘ったのですが、そのまま何も食べずに寝てしまったので、思ったとおり目を覚ましてコーンフレークとバナナを朝の4時に食べるということになってしまいました。でもどうやらこれで夜泣きの理由がつかめたようなので、夕食の時間を遅くするなり、軽い夜食を用意する事で再び平和な家族の夜がもどってきそうです。

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手のひらをほっぺたにあてて、もう「ねんね」のサイン。

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ばばばのはなし
3月 16, 2008, 1:12 am
Filed under: 絵本 | タグ: , ,

我が家の一歳八ヶ月になる息子。自作のベビーサインはいまだに少しづつ増えていますが、言葉の方は一向に増えません。あいかわらず濁音一音で表現するものが主で、それもほとんどが「ば行」のもの。

「ば!」 ー バス、バナナ、(いないいない)ばあ、
「ぶ!」 ー くるま,オートバイ、ぶた、ぶどう、ほん(book)
「ぼ!」 ー ぼうし、おむつ(出所は全く不明)

こうして列挙してみると、おむつ以外は彼の大好きな物ばかり、部屋がバス道りに面しているせいかそれともただ単にそういう年頃の男の子だからか分かりませんが、彼のバスに対する執着は並大抵の物ではありません。散歩中にバスを見た時はもちろん、まるで初めて見た物の様に興奮して「ば!」を連発しますし、いつ何に集中して遊んでいてもバスの来る音がすると手を止めて「ば!」。先日などはどう見ても熟睡しているのにバスが表を通った時、寝言で「ば!」。これには隣で寝ていた私も結構びっくりしました。

一歳の誕生日に夫のいとこがくれた本に「Wheels on the Bus」というものがあり、直訳すれば「バスのタイヤ」と味気ないのですが、これはアメリカの子供達の間ではスタンダード中のスタンダードで、昔からある曲の歌詞にとてもすてきなイラストがついていて、それにかなり凝ったしかけがついた本です。

もうほんとうに何度読んだか(読まされたか)分かりませんし、しかけもかなり破られてしまって、運転手さんの頭がもげてしまっていたり機能しない部分も多いのですが、いまだに開く度に何か新しい発見がある、そんな本です。いろいろな人達がいろいろな理由でバスに乗ってきて、短い時間と狭い空間を共有するバスという物の面白さを感じられます。去年の夏に日本に帰った時に一緒に持っていったのですが、友人の子供達に年齢を問わず大ウケで、今年の夏に帰る時は何冊かおみやげに持って帰ろうと思っています。

おなじ「バスもの」の本で息子が大好きなのは五味太郎さんの「Bus Stop」。確か日本語版では「バスがきた」ですが、これは小さくて厚地の紙に印刷されているので持ち歩くのに便利。なぜか間違えて2冊取り寄せてしまったのですが、一冊はベビーベットの中にいつも入っていて、寝る前と起きてすぐに読める様になっているので無駄にはなりませんでした。

私が思うにこの本達がバス好きの火種をつけたのではないかと思うのですが、それにしてもこんなに好きならちゃんと「バス」と「す」の部分まで発音してくれても良いのにねと思う毎日です。

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