自己流ベビーサインのススメ


てんとう虫のパスタ(動画)
3月 21, 2010, 10:42 pm
Filed under: アメリカの育児, ベビーサイン, 動画

私の義理の母はイタリア系アメリカ人で、ご多分に漏れず料理が得意なので週に一回は夕食を作ってくれます。イタリア料理と言っても家庭料理ですから、日本のレストランで出てくる様な洗練されたものではありません。だいたい肉料理とローストした野菜にサラダ、デザートは果物のコンポートといったところが決まったパターンです。日本の家庭と違って、昨日はイタリアンだったから今日は中華とか言った様なバラエティーはありません。イタリア料理一辺倒です。外食に行くにしてもほとんどの場合イタリアンレストランへ行きます。

子ども達はもちろんナナ(おばあちゃんの事)の料理が大好きで、特にパスタには目がないのでいつも多めにつくってくれます。17ヶ月の娘は成長期なのか恐ろしい程よく食べるので,昨日もたくさんパスタを茹でてそなえていた様なのですが、なんとも珍しくほとんど手を付けません。で、どうしたのかと思っていたら、しきりに「てんとう虫」のサインをします。これは右手をグーにして左手の人差し指でとんとんと叩くと言う様なとってもかわいいサインで、娘もよく使うものなのですが、どう考えてもマンションの7階にてんとう虫がいるもと思えず、なんとかパスタを食べてもらおうとしたのですが、頑固に首を横に振っててんとう虫のサインをだすばかり。好き嫌いもあまりないので、体調でも悪いのかと心配した矢先,ふと目に入ったのがパスタに入っていたキドニービーンズ。紫色のインゲン豆です。どうやらそれをてんとう虫だと決めてかかってしまったらしく、こんなものは食べられない!とご立腹の様子。結局、キドニービーンズをよけた素パスタにしたらむしゃむしゃ食べていました。

こんな風にべビーサインを知っていたおかげで赤ちゃんが大人の思考を超えた事を考えている事を理解できる事はよくあります。そんな時はいつも、いったいべビーサインが無かったらきっと手が付けられないくらい大泣きして、大人はきっと「ああもう眠いのね」とかいって分かったふりをしてしまうんだろうなと思うと,べビーサインのよさをつくづくと感じてしまうのです。



2代目ベビーサイナー誕生
3月 13, 2010, 11:25 pm
Filed under: ベビーサイン

二児目が産まれてからあっという間の17ヶ月。以前だったらブログの更新に裂いていた時間はすべて睡眠にまわされ、一年以上も更新していなかったので、パスワードを思い出すのに苦労しました。正直言ってもうべビーサインの事を書く事も無いだろうと思っていたのですが、最近の娘のべビーサインの上達が著しいので、記録の為にと思いまた書き始めようと思い立ったわけです。

11ヶ月頃から「ジュース」や「クラッカー」という言葉を発する事ができたので、これはべビーサインは必要ないかなと思っていたのですが、13ヶ月頃私が一方的に何気なく使っていた「おいしい」のサインをある夜、チキンクリームシチューを食べている時に連発(息子の時はピザでした)。それからは一気に「べビーサインの爆発」が起こり、きちんと数えてはいないものの日常的に30ほどのサインを使いこなしています。

「もっと!」



魔(法)の二歳児ーバイリンガル編 (長男2歳6ヶ月 長女3ヶ月)
1月 4, 2009, 11:27 pm
Filed under: アメリカの育児, バイリンガル, ベビーサイン

明けましておめでとうございます。今年は大掃除もそこそこ、おせちも作らずに迎えてしまいました。まあそこは二児の母になったばかりということで自分を納得させてしまうところが私の甘いところですが。

夫が冬休み中なので息子とたくさん遊んであげられているせいか、魔の二歳児もここの所比較的穏やかに過ごしています。落ち着いて生活している姿を見ると実はここ半年で色々なことが出来るようになったことに気づいてびっくりします。魔の二歳児というより魔法の二歳児と言った方がぴったりくるようです。

そのひとつはやはり言葉でしょうか。半年前まではべビーサインを使ってコミュニケートしていたのが、今ではバイリンガルと言っても差し支えないほどになりました。特に10月からアメリカの保育園に週二回通い始めてからは英語がどんどん日本語に取って代わる様になり、私もつられて英語で会話するようになってきてしまっているのでかなり要注意です。

べビーサインの様に単語をたくさん覚えてきているだけならそれほどとも思わないのですが、彼の口からすらっと出てくるちょっとした英語の表現に毎日驚かされます。
例をとると、

I am going upstairs to see Nana.(二階におばあちゃんにあいにいくの。)
That’s pretty, isn’t it?(それかわいいよね。)
How about going to Auntie’s house?(おばさんのうちにいくのはどう?)
Daddy, take your feet off of Rody, please.(ローディから足を下ろしてください。)
One’s for Daddy and one’s for Mommy. (ひとつはダディに、ひとつはマミーに。)

などです。10月頃はまだまわりの大人の言っていることをリピートするだけのことが多かったのですが、最近では自分が話しかけられていないにもかかわらず、大人が話している会話にたびたび入っていけるほどになってきました。

以前ならちょっと早口で言ってしまえば分からないだろうと思って、聞かれたくない会話を彼の前でもしていたこともあったのですが、とてもごまかせなくなってきているので最近は「綴りで会話」することも多いです。

彼を連れてP-A-R-Kに行く時間ある?
冷蔵庫にC-A-K-E あるけど、どうする?

など。義母などはchocolate ice cream(チョコレートアイスクリーム)などの長い単語までスペルするので、とてもスペリングビーとはいえない私はついていくのに必死です。

もう数年したら私の英語の間違えを指摘する様になるのだろうなと思うと、うれしい様なかなしい様な不思議な気分です。

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「ベビーサインを教えるべきか?」
9月 4, 2008, 11:11 pm
Filed under: ベビーサイン

基本的にアメリカでの私のニュース源はラジオです。日本では聞く機会があまり無かったのでこちらに戻ってきてから早速ラジオをつけたところ、NPR (National Public Radio – 公共放送ー日本のNHKの様なもの)でベビーサインについての話しをしていたのでこちらにリンクを張っておきます。

[Should You Teach Baby to Sign?]

イェール大学の小児科の先生がベビーサインについてのインタビューを受けているものですが、子どもとのコミュニケーションを図るのには良いが特にあとあと言葉の発達に良いという研究結果は出ていない、という様な内容です。

確かに言葉の発達が早くなるという様なふれこみの教材や教室も見かけますが、私としては特にその様な効果を狙ってベビーサインを始めたわけではないので、このスピーゲル博士のコメントはまあもっともかなと思われました。共感できるのは教室やDVDなどの教材に大金をかける程のものではないという最後の部分で、これは私がこのブログを始めるきっかけになった基本信念の様なものなので大きくうなずけました。

でも、「Should you teach baby to sign?」と聞かれたら私だったらもちろん「Of course!」です。こんなに楽しいものはちょっと他にはないですからね。



よみがえるベビーサイン
9月 4, 2008, 10:15 pm
Filed under: ベビーサイン

いわゆる「言葉の爆発」が起こってから早一ヶ月半が過ぎ、8月上旬に無事アメリカに戻ってきてからは毎日「これな〜に?」と「〜なにしてるの?」を連発しているうちの2歳児。あれほど頼りにしていたベビーサインをすっかり使わなくなって、たまに動物のジェスチャーなどは見せてくれるものの「ゴリラ!」とか「バニー!(うさぎちゃん)」などのコメント付きなので純粋な意味でのベビーサインとは随分と遠ざかっていました。

みっちり3ヶ月日本語環境でならしたおかげで、夫や義理の家族の話している英語を理解はするものの、返事は日本語。なぜか「NO」だけはつねに英語ですが、今現在話し言葉は99%日本語です。

以前は英語のみを理解する人の集まるところでは息子に対して一方通行に日本語を使うのをためらうこともあったのですが、いまでは彼とある程度の対話をできるところまできたので臆することなく日本語で話しかけています。すると日本語に興味のある人が意外にも多くまわりにいることが分かって、息子を日本語で育てていることを褒められることもあり嬉しくなります。先日は公園で日本アニメおたくのブラジル人ベビーシッターさんにさんざんうらやましがられましたし、八百屋の韓国人のおじさんには「日本語上手ですね。」と褒められたあげくおまけまでしてもらいました。

そんな毎日がつづいていてもうベビーサインとは完全にお別れかと思っていた矢先、夫の叔母のうちで晩ご飯を食べていた時に急に右手の人差し指で左手の平をトントンとさすベビーサインをし始めました。お恥ずかしくもすっかりそのサインの意味を忘れてしまっていた私。家族にも「なんて言っているの?」と聞かれてさあて困った。仕方がないので「それなんだっけ?」と本人に聞いたら「これ、これ」と私の使っていたフォークを指差してくれました。そうそうフォークでしたね。その時の息子の私を見る目が「ちょっとママしっかりしてよ〜。」という具合だったので皆で笑ってしまいました。

二児目の出産を目前に控えて記憶力が薄れているのか、こんなことでは二児目がベビーサインを始められる時期に来た時には自分のブログを読み直して、また一からやり直しということになりそうです。



だめだめだめではだめ
8月 6, 2008, 2:21 am
Filed under: ベビーサイン

私がベビーサインを始めるのに多大な影響を及ぼした「チイちゃんのきもち 我が家のかんたんベビーサイン」を書かれたメガネさんのもうひとつのブログ「フワフワさん ー 手作りのベビー服 布おもちゃ」でモンテッソーリの本「幼児期には2度チャンスがあるー復活する子どもたち」が紹介されていました。

うちの息子はまだ2歳になったばかりで、いまのところ素直にに育っていってくれているので、「復活する子どもたち」という副題に多少抵抗はあったのですが、地元の図書館で借りて読んでみるとこれは面白い。

いままで私のモンテッソーリの知識と言えば、とりあえずものすごく授業料が高い! 私の住んでいる街のモンテッソーリの保育園は、年間1300ドル だいたい130万円位かかり、評判はとても良いのですが、とうてい高嶺の花。 こどもを大人と対等に扱うので、母親的なあたたかい存在を先生方に求められない。 個人を尊重するので、お友達が一緒に遊ぼうと誘っても「お仕事」中は自分のスペースに入ってくるのを拒否できる。などとかなり偏ったものでした。

「幼児期には…」を読んだ後に同じ著者の「お母さんの「発見」ーモンテッソーリ教育で学ぶ子どもの見方・たすけ方」も続けて読みましたが、色々と学ぶところがありました。

いま息子はすべてのものを「誰のもの」と限定するのに余念がなく、共有するのを嫌います。自分の三輪車は「ぼくのっ!」と言って他の子がさわるのを嫌がるかと思えば、自分のものでないと分かっているものまで「ぼくのっ!」といって怒ったり、蜂蜜はじいじのもの、テレビのリモコンはバアバのものと家族が共有するものでも、誰かひとり特定の「人」をその「もの」に割り当てて考えずにおえないようです。

規則が崩される事、例えば私がいつもと違う普段は夫が座っている席に座ったりするのもひどく嫌い、「ママこっち!」と言って私がいつもの席に戻るまで納得しません。

そんな子どもの行動の例をいくつもこの二冊の本の中に見つける事ができたので、これらは一過性のものですべての子どもが通る道であり、息子は神経質なのではないかなどと気にする事はないのだと納得しました。逆にその様な子どものその時その時の特徴ある行動を見極めていく方が大切だとこの本には書かれています。

モンテッソーリというと「お仕事」の時間がある事で知られているようですが、これも特にお仕事用の教材を用意しなければできないものというより、その時子どもが自分で選んで夢中になれるものを満足がいくまでやらせてあげることを「お仕事」と呼んでいるようです。

この本を読んでから私は、家族から見れば放任主義なのではないかと心配されるほど、 他の人に迷惑をかけたり危なくない限り、時には突拍子もない息子の行動にもある程度寛容になりました。そういう目で見てみるといままで全く意味のない行動におもえたものも、実はある程度のパターンをもっていたりするので、なんでも「だめだめだめっ!」と始めた先からやめさせてしまったり、親が時間がないからとさっさと代わりにやってしまったりすると何のやる気も起きない子ができてしまうのも分かる気がします。気をつけたいものです。



言葉の爆発
7月 22, 2008, 4:28 pm
Filed under: ベビーサイン

ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。日本に帰ってきてから毎日が慌ただしく過ぎてゆき、3ヶ月もあるからゆっくりできるなどと思っていたものの、残るところあと2週間半ほどとなってしまいました。

梅雨が明けたとはいえこの蒸し暑さに妊娠8ヶ月の私はぐったり、息子も毎日保育園へ行ったり近所のお友達と遊んだりして楽しく過ごしてはいるものの、アメリカにいる時ほど体調が一定せず、常に鼻水が出ていたり微熱が出たり、そのうえ虫さされに悩まされたりとなかなか目が離せません。

そんななか、先週2歳の誕生日を迎えたのと前後していわゆる「言葉の爆発」がみられる様になりました。ちょうど一ヶ月ほど前に言葉の習得について書いたものを読み返してみましたが、当時とは比べ物にならないほど語彙が増え、「わんわん、いっぱい来た。」「ちょうちょ、あっち行っちゃった。」「チュウチュウ(電車の幼児語)、見る。」「ごはん、落っこっちゃった。」などと文章で話す事も多くあり、その度に家族は驚きで目をしばたたかせています。 幼児語からの成長もみられ、「モーモー」から「牛乳」へ、「わんわん」から「犬」へ,「ブーブー」から「車」へなど随時移行しています。

サインから言葉へ移ったものも多く、一番良く使われていた人差し指同士をあわせる「もっと」のサインもあっさりと言葉へ、他にも「くつ」「とり」「いぬ」「ねこ」「ごはん」など良く使っていたサインがいつの間にか言葉として定着しました。 今はサインから言葉へのステップを踏む事無く、新しい単語は直接言葉で教えてすぐ覚えるようになっています。

いまだによく使っているサインといえば「自転車」(両方の拳を胸の前でぐるぐると車輪の様に回す)や「魚」(両手をあわせて左右にくねくねさせる)ぐらいでしょうか。面白いところでは、「ねこ」のサインを動物ではなく「宅急便」のサインとして使いだした事。お中元の季節ならではですね。