自己流ベビーサインのススメ


魔(法)の二歳児ーバイリンガル編 (長男2歳6ヶ月 長女3ヶ月)
1月 4, 2009, 11:27 pm
Filed under: アメリカの育児, バイリンガル, ベビーサイン

明けましておめでとうございます。今年は大掃除もそこそこ、おせちも作らずに迎えてしまいました。まあそこは二児の母になったばかりということで自分を納得させてしまうところが私の甘いところですが。

夫が冬休み中なので息子とたくさん遊んであげられているせいか、魔の二歳児もここの所比較的穏やかに過ごしています。落ち着いて生活している姿を見ると実はここ半年で色々なことが出来るようになったことに気づいてびっくりします。魔の二歳児というより魔法の二歳児と言った方がぴったりくるようです。

そのひとつはやはり言葉でしょうか。半年前まではべビーサインを使ってコミュニケートしていたのが、今ではバイリンガルと言っても差し支えないほどになりました。特に10月からアメリカの保育園に週二回通い始めてからは英語がどんどん日本語に取って代わる様になり、私もつられて英語で会話するようになってきてしまっているのでかなり要注意です。

べビーサインの様に単語をたくさん覚えてきているだけならそれほどとも思わないのですが、彼の口からすらっと出てくるちょっとした英語の表現に毎日驚かされます。
例をとると、

I am going upstairs to see Nana.(二階におばあちゃんにあいにいくの。)
That’s pretty, isn’t it?(それかわいいよね。)
How about going to Auntie’s house?(おばさんのうちにいくのはどう?)
Daddy, take your feet off of Rody, please.(ローディから足を下ろしてください。)
One’s for Daddy and one’s for Mommy. (ひとつはダディに、ひとつはマミーに。)

などです。10月頃はまだまわりの大人の言っていることをリピートするだけのことが多かったのですが、最近では自分が話しかけられていないにもかかわらず、大人が話している会話にたびたび入っていけるほどになってきました。

以前ならちょっと早口で言ってしまえば分からないだろうと思って、聞かれたくない会話を彼の前でもしていたこともあったのですが、とてもごまかせなくなってきているので最近は「綴りで会話」することも多いです。

彼を連れてP-A-R-Kに行く時間ある?
冷蔵庫にC-A-K-E あるけど、どうする?

など。義母などはchocolate ice cream(チョコレートアイスクリーム)などの長い単語までスペルするので、とてもスペリングビーとはいえない私はついていくのに必死です。

もう数年したら私の英語の間違えを指摘する様になるのだろうなと思うと、うれしい様なかなしい様な不思議な気分です。

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一難去ってまた一難
8月 4, 2008, 9:00 am
Filed under: にほんの育児, バイリンガル

よく使われる英語の表現に “Be careful what you wish for” というのがあります。翻訳は私の得意とするところではないのですが、「願い事をするときは気をつけないと(それが望んだとおりに叶うとは限らない)」という様な意味です。昨日あたりからこの表現が頭を離れません。

半月ほど前から言葉があふれ出だした我が家の新2歳児。ベビーサインに懐疑的な実母の「ベビーサインのせいで言葉が出るのが遅いのではないか」などという考えを打ち消すかの様に、毎日恐ろしいスピードで新しい言葉を習得していっています。

英語を母国語とする夫の日本語のボキャブラリーの数はいともあっさりと息子に抜かれ、朝食時に前日学んだ言葉を披露する息子に驚愕の色を隠せません。

そんな頼もしい息子ですが、ここのところそんな姿も就寝時には恨めしく思えます。それというのは、ともかく言葉がでるのが嬉しくてしょうがなく、ひたすら意味のある事無い事を延々としゃべりつづけるのでなかなか寝付けない夜が続いているからです。

好きな食べ物の羅列(ぶどうパン、ブルーベリー、のりご飯、ジャコなど)から始まり、その日に会った人の名前(保育園のO先生、近所のS君、保育園のお友達Aちゃん)、テレビで見たもの(ゴミ収集車、さかな、帽子、ボール(高校野球の事)、続いて家族の様子(ジイジ 雨戸、バアバ した ねんね、ダデュ かばん 学校 ー 訳 ジイジは雨戸を閉めている、バアバは下の階で寝ている、ダディはかばんを持って学校へ行った)などとのべつまくなしまあしゃべることしゃべること。いちいち相づちを打つのも楽ではありません。

2歳になる頃にはしゃべれる様になればいいね、などとお気楽に思っていた最近までの自分が懐かしい今日この頃です。

「お花いっぱい」



バイリンガル教育とベビーサインの効用 其の二
2月 3, 2008, 12:04 am
Filed under: バイリンガル, ベビーサイン

一歳半にもなると、同じ頃に産まれた子供達の中にもいろいろな成長の違いが見えてきます。私は息子が半年ぐらいになった頃に、後に「ベビーブランチ」 と呼ばれるものを始めました。息子が産まれたのと同じ時期にちょうど友人や同僚、近所の知り合いに子供が立て続けに産まれたので、ある週末の朝の遅い時間に、お母さんと赤ちゃんだけではなくお父さん達も招いて、うちでブランチをしたのです。

当時、みな母乳で育てていたので、栄養たっぷりのキッシュを焼いて飲み物はカフェイン抜き、部屋を暖かくして迎えました。これがちょうど情報交換をする場所に飢えていた皆にとても好評で、すぐにほかの家族が翌月にブランチを用意して皆を招き、また次の家族が翌月にと続き、今でもそれが数ヶ月おきに続いています。

普段しょっちゅう公園等で顔を見ている子供達と違って、数ヶ月おきにしか会う機会が無いので、彼らの成長の度合いが逆によく見え、先月まではまだ立っているのがやっとだったのが、次にあった時にはしっかり歩いていたりすると嬉しくなります。

そんな子供達ですが、最近はいくつもはっきり言葉を発音できる子もでてきました。誕生日から言うと、私の息子は皆より若干年上なのですが、彼の発する言葉は片手で数えられるほど。それも唯一きちんと発音して誰にでも理解できる言葉はなぜか「けーき」それも「ケイク」というような英語発音ではなくまさに平仮名で書く方が近いイメージの「けーき」。これは、パティシエである夫の叔母にとても喜ばれましたが、まだ甘いものを頻繁に与えるには早いと思っているので、今のところあまり出番がありません。

他の家族は皆アメリカ人で、英語一本で育てているのでやはり絶対的に聞く量が違うからでしょうか。バイリンガルに育てようと二カ国語で話しかけている家庭では、子供が話し始めるのが遅いという通説もあるようですが、ネットで調べてみると研究結果はそう一致したものではないようです。気が早い友人の中には、息子を「スピーチセラピーに連れて行った方がいいのでは」等と提案する人もいます。

そんな友人の言葉や、他の子供達の言語能力の成長を見ても私たちが焦らないでいられるのは、やはりベビーサインのおかげです。言葉に出せなくても、息子が多数のボキャブラリーを保持している事が分かっているからで、いつかベビーサインが言葉に入れ替わって消えて無くなってしまう日がくるまで、気長に待とうという気になるのです。

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バイリンガル教育とベビーサインの効用
1月 21, 2008, 3:17 am
Filed under: バイリンガル, ベビーサイン

私の家族は幸か不幸か現在英語圏に住んでいるのと、私の夫は英語を母国語として日本語を解さないため、「なんてラッキー、子供は自然とバイリンガルに育つのだろう」と思われる方もいるでしょう。でも外国に住みながら日本人としてのアイデンティティーを持ち、そのうえ日本語の読み書きができる子供を育てるには、どうやら相当な覚悟と努力が必要なようです。

バイリンガル教育の方法はいろいろあるようですが、我が家では基本的に「一親一言語」という立場を取っています。つまり息子に対して私は日本語のみで話し、夫は英語で話すという方法です。ベビーサインも同様にして私は日本語のことばを言いながら見せて、夫は英語の単語を言いながら使っています。そうすることで同じ意味の物でもふたとうりの言い方があるということを自然に覚えていきました。

これは日本語を解さない義理の母と叔母にとっても感謝され、彼女達もすっかりベビーサイン信奉者になってしまいました。今ではあかちゃんを連れたお母さんを見るたびに、ベビーサインの効用を説いて回っています。

逆に私が夫の家族に感謝した例もたくさんあります。ご存知のように西洋人はジェスチャーをたくさん使いますよね。肩をすくめたり、ウィンクをしたり、ちょっとなれない日本人にはぎょうぎょうしいとうつることもあります。でも、そんな彼らにとっては自然なジェスチャーを私の息子はベビーサインとして使いだしたのです。

人差し指を顔の前に出すサインは「ちょっと待ってて / One moment」その手を左右に振ると「ダメ! / No!」のサイン。彼らも自分たちで気がつかないうちにベビーサインをしていたんですね。これにはとても嬉しくなりました。またこういう習慣がアメリカでベビーサインが発達した理由なのでしょうね。

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