自己流ベビーサインのススメ


一難去ってまた一難
8月 4, 2008, 9:00 am
Filed under: にほんの育児, バイリンガル

よく使われる英語の表現に “Be careful what you wish for” というのがあります。翻訳は私の得意とするところではないのですが、「願い事をするときは気をつけないと(それが望んだとおりに叶うとは限らない)」という様な意味です。昨日あたりからこの表現が頭を離れません。

半月ほど前から言葉があふれ出だした我が家の新2歳児。ベビーサインに懐疑的な実母の「ベビーサインのせいで言葉が出るのが遅いのではないか」などという考えを打ち消すかの様に、毎日恐ろしいスピードで新しい言葉を習得していっています。

英語を母国語とする夫の日本語のボキャブラリーの数はいともあっさりと息子に抜かれ、朝食時に前日学んだ言葉を披露する息子に驚愕の色を隠せません。

そんな頼もしい息子ですが、ここのところそんな姿も就寝時には恨めしく思えます。それというのは、ともかく言葉がでるのが嬉しくてしょうがなく、ひたすら意味のある事無い事を延々としゃべりつづけるのでなかなか寝付けない夜が続いているからです。

好きな食べ物の羅列(ぶどうパン、ブルーベリー、のりご飯、ジャコなど)から始まり、その日に会った人の名前(保育園のO先生、近所のS君、保育園のお友達Aちゃん)、テレビで見たもの(ゴミ収集車、さかな、帽子、ボール(高校野球の事)、続いて家族の様子(ジイジ 雨戸、バアバ した ねんね、ダデュ かばん 学校 ー 訳 ジイジは雨戸を閉めている、バアバは下の階で寝ている、ダディはかばんを持って学校へ行った)などとのべつまくなしまあしゃべることしゃべること。いちいち相づちを打つのも楽ではありません。

2歳になる頃にはしゃべれる様になればいいね、などとお気楽に思っていた最近までの自分が懐かしい今日この頃です。

「お花いっぱい」

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産婦人科 日本 vs アメリカ
7月 30, 2008, 6:01 pm
Filed under: にほんの育児, アメリカの育児

この夏の帰国中3回産婦人科を訪れる機会がありました。もう8ヶ月目に入っているので2週間ごとに来てくださいと言われていたのですが、やはり二人目となると特に体調に変化が無ければいく必要も無いかなと思ってしまい、三ヶ月の滞在中3回のみという結果になりました。

その上、アメリカには国民保険が無いため非常に高い保険料を毎月払ってはいるものの、それで産前産後のケアも出産もカバーされるので、ここで元を取ろうとここぞとばかりに言われるままに定期的に通っていたのですが、日本では行政から5千円のクーポンをもらっても毎回一万円以上も払わされたので行く気が薄れたという事もあります。

それともちろんこれはこの特定の医院での事かもしれませんが(そうであってほしいです)、お医者様方の敷居が高いのにはびっくりしました。三回とも違う医師に診察してもらいましたが、どのお医者様も私が診察室に入っていっても顔も上げず、挨拶も返していただけませんでした。お忙しいのは分かりますが会話は必要最低限なもののみ。

昨日の診察。
「これが心臓。肝臓。膵臓。足。」
「動いてますか? 元気そうですね。」
「はいそれでは(おしまいですから帰ってください)….」

と、この程度でおわり。私がこの後色々と矢継ぎ早に質問を投げかけなければこれで診察は終わりということになったでしょう。せめて「体調はどうですか?」「最後に何か質問は?」くらい言ってほしかったです。これはかなり寂しかった。

私の住んでいるアメリカの街でも出産ブームと産婦人科の閉院が相次いでいて、予約を入れても日本と同じ様にかなり待たされる事が多いのですが、一度診察室に入ってお医者様と顔を合わせたら様々な質問の後じっくりとこちらからの質問も無くなって完全に納得がいくまで話しをしてくれます。そのうえ、

「名前は決めた?」「「ご主人はどう反応している?」「一人目の子は赤ちゃんが産まれるの知ってる?」「何語で話しかけているの?」「出産直後には誰か助けてくれる人いる?」「こんなマタニティなんてあるのね。」「私の二人目のときはね…」

などと診察に直接関係はないけれど患者をリラックスさせる様な会話をいろいろとしてくれます。正直いって先生とおしゃべりするのが楽しみなので、長く待たされてもあまり苦になりません。

逆に日本の産婦人科では看護婦さんの質が高いと感じます。どなたも丁寧で優しく、質問があれば診察室をでてからでもとても分かりやすく説明してくれます。きちんと目を見て話しをしてくれますし、お医者樣方の態度を差し引いてもあまりあるものがあります。

もちろんこの経験は私の通った特定の医院でのことなので、独断と偏見に元づいた意見だとお聞き流しください。ただ日本では、というか東京ではかもしれませんが、どこでも潤滑油的な会話が足りない様な気がしますね。



公共での授乳について
6月 22, 2008, 11:49 am
Filed under: にほんの育児, アメリカの育児

先日、なぜお父さんがベビーサインのクラスで歓迎されないのか、と言う疑問に実際にベビークラスを受講していらっしゃるしぃさんからお返事をいただきました。 彼女によると、お母さん達が気兼ねなく赤ちゃんに授乳をできる様にとの配慮からだそうです。

そこで思い出したのですが、私がまだ息子におっぱいをあげていたころ、アメリカで離陸する前のデルタ航空機内で授乳していたお母さんが、フライトアテンダントから飛行機を降ろされる、といった理解に苦しむ事件がありました。その後もトイザラスやスターバックスで授乳していたお母さんが店員にとがめられ訴訟を起こす、といった話も続々と出てきました。

粉ミルクメーカーの巧みな宣伝により、一時期アメリカのみならず日本でも母乳よりも衛生的で栄養価も高くて良いという様な考えがひろがり、今でこそ母乳育児が声高にさけばれていますが、アメリカの一部ではまだそんな古い考えが拭いきれていないところがあるように感じられます。統計によると残念ながら高い教育を受けていない低所得者層にそのような傾向が見られ、母乳よりお金がかかる粉ミルクを経済的に苦しい人達が買っているという矛盾がうまれています。

前記の事件に対して憤慨したお母さん達が、アメリカ各地の空港ロビーで授乳を行う「Nurse-In」という形のデモンストレーションをした事はアメリカでは幅広く報道されました。その時に公共の場での授乳についてのディベートが色々なところでされましたが、結局は、批判的な宣伝を嫌った大企業がこぞって授乳をサポートする声明を出して落ち着いたようでした。まあその後も著名な女性コメンテーターが公共の場での授乳について批判的な意見を言った為に、今度はテレビ局の前で「nurse-in」が行われたりしており、アメリカの授乳事情まだまだ偏見が拭いきれない、といったところでしょうか。

西洋文化が入ってくる前の日本では裸体に対する考え方が今とは違っていたので、どこでもおおっぴらに授乳が行われていて、誰もそれを恥ずかしいとかいやらしいと考えたりしなかったそうですね。 しぃさんがおっしゃっていた様に授乳室が設けられたお店が多くなったりするのは便利な事だと思いますが、いつでもどこでも気兼ねなく授乳ができた昔の人達をうらやましく思うのは私だけでしょうか。



日本語の習得 其の一
6月 20, 2008, 8:40 am
Filed under: にほんの育児

ちょうど彼女の息子が二歳位のときに日本に帰国していたという知り合いに、「帰国中に日本語の語彙が飛躍的に増えた。」と聞いていたので、うちの息子ももしかして、とちょっと期待しています。まあ確かに最近日本語を発することが増えたような気がするので、ここらでちょっとまとめてみる事にしました。帰国してちょうど一ヶ月ほどになりますが、新しく覚えた単語と言えば、

「ちょうちょ」
「ひこうき」
「ブーブー(車のこと)」
「あめ(雨)」
「(場所を指す)ここ」
「ばーまん(アンパンマン)」
「がっこう(保育園の事)」
「ねんね」
「のり(海苔)」
「ジュー(ス)」
「ブ(ルー)ベリー」
「パン」

やっぱりどうしても食べ物が多くなりますね。その他、

「〜無いねえ」
「あれ?」
「いたいた」
「あったあった」
「よいっしょ」
「いないいないば〜」

などという言葉も合わせてはっきり発音できるようになりました。こうして見るとほとんど日本語の語彙がなかった一ヶ月前に比べると飛躍的と言えるかどうかは分かりませんが、確かな進歩が見られます。やはり環境ってすごいですね。大好きなジイジやバアバと、これも最近とみにお気に入りの保育園と全く日本語のみの世界にいるわけですから当たり前と言えば当たり前なのですが、あと二ヶ月でどれだけまた進歩できるか楽しみです。

ちなみにベビーサインの方も相変わらず健在です。



お父さんだってベビーサイン
6月 14, 2008, 10:50 am
Filed under: にほんの育児, アメリカの育児, ベビーサイン

梅雨入りしていないはずなのにあんまり雨が続いて気がめいってきたので、ここはちょっと東京見物でもしてこようと新宿まで行ってきました。授乳室が充実していて子供連れにやさしいと評判のデパートへいったところ、イングリッシュベビーサインのクラスの広告が目に入りました。興味シンシンで読み進んでいったところこんな一行が目に止まりました。

対象者:3ヵ月〜1歳3ヵ月のお子様と女性の保護者の方

これはどうして女性の保護者ではなければいけないのですか? 最近は実家の近くの公園でもお父さん同士で子供を連れて遊びにきているのを良く見かけるようになったので、日本のお父さんも育児を楽しめる様になったのだなあと感心していたところでした。そんなときにこの広告を見て正直とてもがっかりしました。

ベビーサインはお母さんと赤ちゃんの為だけにあるのでは無いですし、忙しい日々を送っていて赤ちゃんとの時間を十分取れていないと思っているお父さん達こそ、ベビーサインでのコミュニケーションの有効性を感じられると思います。

少し話は変わりますが、私がよく訪れるサイトの中に DADDY TYPES (daddytypes.com)というアメリカ人のお父さん達が書いているブログがあります。最新のおもちゃやおしゃれな子供用家具の話から予防接種や自閉症についての話しまでとにかく子供に関する事ならなんでもとりあげていて、視点がお母さんブログと違って興味深くいつも愛読しているのですが、その中で定期的に取り上げられているのがニューヨーク男性用トイレ事情 (NYC Men’s Room Changing Tables) です。

要は男性用トイレにおむつ替えのできる設備があるかどうかを調べているもので、駅、デパート、おもちゃ屋さんのみならず、五番街のブティックや話題のレストランまで、その有無だけではなくそれを事細かに分析しているので結構笑えるのですが、これは子連れのお父さん達が、ニューヨークという決して子供連れには優しくない都市で自分たちの市民権を得ようと努力しているようにも見られます。

このお父さん達に前記のイングリッシュベビーサインの広告を見せたら激怒するに違いないでしょうね。どなたかこのクラスの対象者資格についてDaddy Types のお父さん達にでも納得できる説明ができる方はコメントよろしくお願いします。

Happy Father’s Day!



一時保育スタート!
6月 6, 2008, 10:29 am
Filed under: にほんの育児, ベビーサイン

今回帰国している三ヶ月の間、近所の保育園にもうすぐ2歳になる息子を預ける事にしました。実は9月の末に2児目の出産を控えていて、そろそろ団体生活に慣れてもらわなければいけない時期だと判断したからです。

私の家族が住むアメリカ東部の街は空前のベビーブームで、どこの保育園もいっぱい。評判の良い所は一年半から二年半待ちは当たり前、と言う事を実は最近まで知らずに今さらながらあせりにあせっていると言うわけですが、せっかくなら日本にいる間、数時間だけでも家族と離れるという事がどういう事か経験してもらおうと思ったわけでした。

ところが帰ってきた実家のある街も、私が育ったころは農地だったところがどんどんと昔からの地主の手を離れ、あっという間に真新しい建て売り住宅地となり若い家族が引っ越してきたことから保育園もなかなか入るのが難しい状態となっていました。

そんななかで街が子育てを支援する意味で始められた既存する保育園での一時保育というシステムには助けられました。基本的には病気や就労、家族の世話などで一時的に就学前の子供の面倒を見るのが難しくなった家族を対象にしているのですが、「いつでも必要なときに使ってください。」という寛容な担当の先生のお言葉に甘えて、週三日、一日四時間預かってもらっています。

四時間で千五百円と言う値段は自治体からの援助が無いアメリカの保育園に比べるとずっと安く、建物はほんの数年前に立てられたばかりなので新しく、私が見てきたアメリカの保育園(主に教会が使っていない建物の部分を改装して経営している様な形の物)に比べるとまさに雲泥の差。こんな所に慣れてしまったら私も息子もアメリカに帰ったあと大変だなあとも思わない事も無いのですが、先生が毎日書いてくださる連絡帳によるとはじめての保育園を楽しんでいる様なのでまずは一安心。

ただしひとつだけ問題は、どうやらお昼の給食の量が少ないらしく先日も帰ってきてからすぐ、おなかすいたのサイン(五本の指をすぼめて口に持ってゆく)をしたので、うどんをゆでたら一玉平らげてしまいました。きっと園ではお昼時にもっとのサインをしているのでしょうが、分かってもらえないのだろうなあと思うとちょっと可哀想な気がしたので、来週とりあえずおにぎりをひとつ給食の足しに持っていって、担当の先生にもっとのサインだけでも覚えてもらおうかと思っています。

こんな感じで先生におねだりしているのではないかと思われます。