子供って大人の理解を超えた事をするものですね。昨夜の事です、夜の8時頃、お風呂にお湯をはっていたときでした。息子がお気に入りの絵本、五味太郎さんの「きんぎょがにげた」を持って脱衣所に入ってきたので、あ〜また読まされるな、と思いつつも特に気も留めずに洗濯物をたたんでいました。いつもだったら、ガッシと私の足をつかんで私が読むまで離さないのですが、この時はすたすたと私の前を通り過ぎていって、いきなり本の背表紙を持ち、何を思ったか、じゃっぽんとばかりにお風呂のお湯に浸けるではないですか!
余談ですが、私の母は私が小さい頃、熱心に文庫活動をしていたので本の扱いにはうるさく、私の義母ときたら、半世紀の間(ホントですって)、地元の大学の図書館でライブラリアンをしていたという程の人なので、私の中に、本とはある程度の敬意を持って扱われるべきだという古い考え方があり、この突拍子もない息子の行動には本当にびっくりしてしまいました。
「だ〜めじゃないのそんなことしちゃ」という声が思わず裏返ってしまい、怒ったつもりではなかったのですが息子はをびっくりして大泣き。それも「さかな」のサイン(両手をあわせて左右にうねうねする)を全身でしながら、顔を真っ赤にして涙をぼ〜ろぼろ。
あわててドライヤーで乾かし、洗濯クリップでひとページづつで留めて、なんとかページが引っ付くのは食い止めましたが、やっぱりふにゃふにゃになったページは元には戻らず、乾いた後は3倍くらいの厚さになってしまいました。
息子が泣きつかれて眠ってしまったあと、夫が帰ってきたのでその話をすると、「でもその本って、きんぎょが金魚鉢から逃げて、大きな池の他の金魚のお友達のところにもどるって話でしょ。きんぎょを本から逃がそうとしていたんじゃないの?」と、なんとも自由人らしく息子の心理を説明してくれました。
本はきちんと角がぴっちりそろってなきゃ、というような余計な事ばかり考えて、きんぎょを逃がそうとした優しい息子の気持ちに気がつかなかった自分に反省。 彼の気持ちを想ったら、急にふにゃふにゃになったページも愛おしく感じられました。
でも、きんぎょさんにはお風呂のお湯はちょっと熱かったね。
done去年の感謝祭。オーブンから出たばかりの七面鳥をさわって、「熱い」のサイン。
