一歳半にもなると、同じ頃に産まれた子供達の中にもいろいろな成長の違いが見えてきます。私は息子が半年ぐらいになった頃に、後に「ベビーブランチ」 と呼ばれるものを始めました。息子が産まれたのと同じ時期にちょうど友人や同僚、近所の知り合いに子供が立て続けに産まれたので、ある週末の朝の遅い時間に、お母さんと赤ちゃんだけではなくお父さん達も招いて、うちでブランチをしたのです。
当時、みな母乳で育てていたので、栄養たっぷりのキッシュを焼いて飲み物はカフェイン抜き、部屋を暖かくして迎えました。これがちょうど情報交換をする場所に飢えていた皆にとても好評で、すぐにほかの家族が翌月にブランチを用意して皆を招き、また次の家族が翌月にと続き、今でもそれが数ヶ月おきに続いています。
普段しょっちゅう公園等で顔を見ている子供達と違って、数ヶ月おきにしか会う機会が無いので、彼らの成長の度合いが逆によく見え、先月まではまだ立っているのがやっとだったのが、次にあった時にはしっかり歩いていたりすると嬉しくなります。
そんな子供達ですが、最近はいくつもはっきり言葉を発音できる子もでてきました。誕生日から言うと、私の息子は皆より若干年上なのですが、彼の発する言葉は片手で数えられるほど。それも唯一きちんと発音して誰にでも理解できる言葉はなぜか「けーき」それも「ケイク」というような英語発音ではなくまさに平仮名で書く方が近いイメージの「けーき」。これは、パティシエである夫の叔母にとても喜ばれましたが、まだ甘いものを頻繁に与えるには早いと思っているので、今のところあまり出番がありません。
他の家族は皆アメリカ人で、英語一本で育てているのでやはり絶対的に聞く量が違うからでしょうか。バイリンガルに育てようと二カ国語で話しかけている家庭では、子供が話し始めるのが遅いという通説もあるようですが、ネットで調べてみると研究結果はそう一致したものではないようです。気が早い友人の中には、息子を「スピーチセラピーに連れて行った方がいいのでは」等と提案する人もいます。
そんな友人の言葉や、他の子供達の言語能力の成長を見ても私たちが焦らないでいられるのは、やはりベビーサインのおかげです。言葉に出せなくても、息子が多数のボキャブラリーを保持している事が分かっているからで、いつかベビーサインが言葉に入れ替わって消えて無くなってしまう日がくるまで、気長に待とうという気になるのです。